エラスムス Erasmus (ラテン語、英語、ドイツ語)

 …「愛すべき」。

  cf. ギリシア語の個人名エラスムス「愛すべき」がラテン語化して、ドイツ語の洗礼名

  となった。当時の民間信仰「聖者エラスムス」(これを信じれば金持ちになれる)に

  あやかったものとされる。

   正式名は、ゲルハルド=ゲルハルズ Gerhard Gerhards 。「ロッテルダムのエラスム

  ス」としても知られる。

   オランダ人ヤン=ヨーステン(東京駅八重洲口の近くに屋敷があった。八重洲とは

  テンを省いたヤン=ヨースから)とイギリス人ウィリアム=アダムズが日本に漂着し

  たオランダ船の名前はリーフデ(「慈愛」)号だが、それはエラスムス号を改称した

  もので、船尾には大きな頭巾をかぶった木彫りのエラスムス像があった。